小学校の理科は生活に直結しています.でも残念ながら,電気も空気も水溶液も磁石も,月も火星も安山岩も,ボルボックスもユーグレナもミナミメダカも,カルシウムイオンもグルコースも,その特徴を言葉では何も語ってくれません.どうしたら何かを語ってくれるのでしょうか?
私達には「科学」のめがねと「道具」が必要です.「科学」のめがねとは「ものの見方」,「道具」とはここでは「教材」を意味します.「道具」の質が良ければ,「科学」のめがねも益々精密になっていくでしょう.現在ではその「教材」開発を中心に研究を進めています.indoorだけでなくフィールドでの学習も推進しています.
「理科を面白い!」と思える授業を心がけています.小学校では体育に次に人気が高い「理科」を一緒に楽しんでみませんか?まずは教師になる人自身が理科の楽しさや面白さを味わっていただきます.岡山理科大学でお待ちしています.
福岡市内の公立小学校において理科専科教諭を務めつつ、平成10年より2年間、 兵庫教育大学大学院にて研究に従事。平成25年に日本生物教育学会「下泉賞」授賞、26年に環境省自然環境局「自然歩道関係功労者」表彰。平成28年4月より、教育学部初等教育学科専任講師。令和4年4月、准教授。