岡山理科大学 教育学部

教員インタビュー教員インタビュー

インタビュー12 笹山 健作

 12回目に登場するのは、初等教育学科で最も若い、体育科教育の笹山先生です。若くてまじめでやる気あふれる先生に、体育を通じて学ぶことは何かを伺いました。

笹山 健作笹山 健作

兵庫教育大学連合大学院 博士課程 修了 博士(学校教育学)
専門は保健体育科教育、学校保健。
大阪府の公立中学校教諭を5年間務めた後、保健体育の研究を志して兵庫教育大学連合大学院(岡山大学)博士課程へ進学。
岡山県内の公立学校非常勤講師、岡山大学ティーチングアシスタントなどを務める。
平成28年4月より、教育学部初等教育学科専任講師。

体育科における現代の子どもの課題とは?

 文部科学省は体育科の課題として、「運動する子どもとそうでないものの二極化」、「深刻な体力の低下傾向」、「運動に親しむ資質や能力が十分でない状況」の3点を挙げています*1。また、保健領域では、社会状況等の変化に伴い、子どもたちの生活習慣の乱れ,メンタルヘルスに関する課題、アレルギー疾患、性の問題行動や薬物乱用、感染症など、様々な現代的健康課題が生じています*2。体育科ではこれらの課題を踏まえ、体育と保健を関連させながら指導することが求められています。したがって、小学校免許取得希望者の皆さんは、入学後これらの課題について学び、対応していくための資質や能力を身に付けていく必要があります。

体育で学ぶこと

 私の担当講義は、主として「初等体育科内容論」、「初等体育科教育法」、「教材分析・開発演習」です。「初等体育科内容論」では、小学校体育科の各運動領域について実践を通して理解するとともに、その指導方法を習得することを目標としています。「初等体育科教育法」では、文部科学省が示している学習指導要領を中心に小学校体育科の目標や内容、カリキュラム等について解説します。また、体育科の指導方略、授業評価、教材・教具等についても解説し、指導案の作成や模擬授業を実施します。「教材分析・開発演習」では、これまでに実践された体育授業を分析し、自己の授業観を構築します。その上で作成した年間指導計画と単元計画に基づいて授業開発を行い、模擬授業を行います。模擬授業の後は改善点等を話し合うなどアクティブラーニングスタイルによって、より実践的な授業力を身に付けます。これらの講義や実践を経て、小学校で体育授業を行うために必要な資質や能力を高めていきます。 

「探究する力」を身につけよう!

 4年次の「教育研究ゼミナール」では、現在の体育や保健に関する課題について幅広く捉えながら、学校教育や体育・保健について考えていきます。卒業論文では、一つのテーマを決めて取り組んでいくことになります。もちろんこちらから指導助言をしますが、基本的には自分で取り組む姿勢が必要です。自分が興味を持った体育や保健に関するテーマについて、何が、どのような方法で、どこまで明らかになっているのかを調べることで、きっと新たな課題が発見できます。また、その課題を解決するための方法を考え仮説を立てて、実際に検証し結論へと導く過程は、岡山理科大学教育学部が重視する力の一つである「探究する力」を培います。おそらく、高校までのように用意された答えがないため苦労すると思いますが、ここで身につけた力は学校教育のみならず一般社会においても大きく活用できると考えています。 皆さんの入学をお待ちしています!

*1文部科学省(2011),教師用指導資料 小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック、株式会社アイフィス *2文部科学省(2013),「生きる力」を育む小学校保健教育の手引き、http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1334052.htm

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