今まで、ジェフリー・チョーサー (1340?-1400) に限らず、英米文学作品を中心に一語一語丁寧に精読しながら、言葉の分析をしてきました。同じものを何度読んでもその都度どこかで発見があり、言葉の楽しみを味わってきました。その楽しみを書き表すこと、つまり『チョーサーの英語の世界』(2011) やStudies in Chaucer’s Words and his Narratives (2005) などの著書や論文を発表することによって、出来る限り客観的で具体的に私が感じてきた楽しみや喜びを伝えようとしてきました。
現在は、チョーサーの『カンタベリー物語』の諸写本と諸刊本のテクスト比較研究を主たる楽しみにしており、2年に一度開催される世界のチョーサー学会で研究発表をすることが喜びとなっています。今年(2016年)は本場のロンドンでありましたが、2018年はトロントで開催されます。誰か一緒に行きませんか。
fighters, tigers, giantsのように、プロ野球の球団名に-s語尾の付くことが多いのにcarpのような名前にはなぜ-s語尾がないのでしょうか?その理由について一緒に考えてみませんか。では、nowadaysの-s語尾は一体何でしょうか。現代英語について感じた素朴な疑問を解決しましょう。
大谷女子大学、三重大学を経て、平成4年より広島大学に勤務。同大学院文学研究科教授、英語コーパス学会理事・論文審査員、日本英文学会中国四国支部会長、日本中世英語英文学会評議員等を歴任。広島大学大学院文学研究科名誉教授。
平成28年4月、教育学部中等教育学科英語教育コース教授(英語教育コース長)。30年4月~令和2年3月まで中等教育学科長を務める。