岡山理科大学 教育学部

教員インタビュー教員インタビュー

インタビュー04 高原 周一

今回は初等教育学科で力を入れる科学ボランティア活動を担当する高原先生に、この活動の内容や意義をお聞きしました。

高原 周一高原 周一

大阪大学大学院 博士課程修了 博士(理学)br /> 専門は科学教育・科学コミュニケーション・物理化学。
大阪大学で博士(理学)を取得後、岡山理科大学に赴任。科学ボランティアセンターの立ち上げ(平成20年)の中心的役割を果たす。科学ボランティアリーダー養成事業が評価され、平成23年に文部科学大臣表彰(科学技術賞理解増進部門)を受賞。
現在、科学ボランティアセンター長、岡山県生涯学習センター人と科学の未来館サイピア専門員会副委員長。
平成28年4月、教育学部初等教育学科教授。

理科教育力を自然に高める「科学ボランティア」

 岡山理科大学では、子ども達に科学の楽しさを伝えるため、また、学生のコミュニケーション力を高めるために、学生が主体の科学イベントを多数開いてきました。ここ数年は年間100件以上のイベントにのべ1000名の学生が参加しており、これだけの規模で活動している大学はめずらしいと思います。こうした活動を大学としてきちんと支援しているのが本学の特徴で、「科学・工作ボランティア入門」などの正課科目を開講し、所定の単位を修得すれば卒業時に「科学ボランティアリーダー」に認定する制度も設けています。また、課外活動も含めて学生をサポートする科学ボランティアセンターを設置し、コーディネーター4名(小中高の教員経験者)が学生指導に当たっています。初等教育学科としては、既に成果をあげているこのシステムを最大限に活用し、「理科の楽しさを伝えることができる教員」の養成を進めたいと考えています。

1年生から教育実習体験ができる

 科学ボランティア活動は小学校教員になりたい学生にとってピッタリの活動です。科学イベントのお客さんの中心は小学生です。その小学生に教えるという体験がたくさん出来るのです。希望すれば、1年生から1時間程度の科学教室の先生役をすることも可能です。通常の教員養成課程では3年生以上の教育実習で体験するような活動を初年時から出来るということです。これにより、実践的指導力が大きく向上するでしょう。また、科学教室の内容・進行は基本的に学生が自由に決めることができます。自ら考える力を養うという点で、この自由度は魅力です。

理科が苦手でも大丈夫

 中には、「科学教室の先生役なんて自分には無理」と思う人もいるかもしれません。しかし、大丈夫。科学実験は楽しいので、それが最大の武器になります。「人前で話すのは苦手」という学生が大変身したケースもたくさんあります。「実は理科が嫌い・苦手」という人でも大丈夫。適切な実験のネタが分からなければ先輩やコーディネーターの先生に教えてもらうこともできます。最初は真似から始めればよいのです。それに、子ども向けの科学実験は大学生自身にとっても楽しいもので、あなたもきっと「理科好き」になれます。そして、教えることは最大の学びです。だから気がついたら「理科が得意」になっています。大切なのは一歩足を踏み出すこと。必ずや子ども達の笑顔があなたに大きな力を与えてくれるでしょう。

日本の小学校を変える人材になろう

 このような活動は、日本の小学校教育が抱える「教員の理科離れ」問題を解決することにも繋がると信じています。小学校の先生で「実は理科が嫌い・苦手」という方が結構たくさんいて、それが問題になっているのです。理科の楽しさを知り、それを伝えることができる教員を本学が輩出することにより、少しでもその解決に寄与できればと思っています。裏を返せば、小学校現場は理科好きの先生を求めているわけで、科学ボランティアの経験は教員採用の際にも有利に働くと思います。

 今回は初等教育学科に絞って説明しましたが、中等教育学科の学生も科学ボランティア活動をすることができます。理科の楽しさがわかっている国語・英語の先生というのも面白いですね。

科学ボランティアセンターのホームページはこちら。
http://ridai-svc.org/

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