岡山理科大学 教育学部

教員インタビュー教員インタビュー

インタビュー16 小川 孝司

 小川先生は、  岡山県内の小学校で長らく教鞭をとられ、県の校長会の会長も務められた、教育現場に精通した方です。今回は、そんな先生のご経験を踏まえ、学生に「心がけて欲しいこと」をお話し頂きました。

小川 孝司小川 孝司

岡山大学 卒業 教育学士
専門は国語科教育。
岡山県内の公立小学校及び岡山大学教育学部附属小学校教諭
岡山大学教育学部附属小学校副校長、岡山市立大元小学校校長、
御野小学校長 岡山県小学校長会会長などを務める。
平成28年4月より、教育学部初等教育学科教授。

大学での生活、それは自分らしさを本物に磨くステージ

 今までに、自分自身に対して「私って、どんな人」と、真面目に問いかけたことはありますか。案外、日々の生活や勉強に追われ、そんな余裕はなかったことでしょう。
 4年後の自立を見据えながら、自分自身を改めて見つめ直すことは、大学生活の充実や新しい自分づくりにつながると思います。自分らしさそれは自分の外で輝いているものでも、じっと待っていると現れてくるものでもありません。自分の周りに新しく展開される人間関係や生活、ボランティアや学問などに、自分から挑戦する中で見えてくるかけらが、自分らしさです。その様々な形や色をした自分のかけらを丁寧に拾い集め、形にしていきます。今まで気付かないでいた自分、思い込んでいたものとは異なる新しい自分が姿を現すことでしょう。
 そのために大学ですることの中心は学問です。大学で学ぶ学問の多くには、高校時代のように明快に回答が得られるものばかりではありません。自分で課題を見つけ、仮設を立てて自分で検証していきます。自分が究めていく道程が、回答です。回答を自らの手で紡ぎ出すことが、学問をする楽しさです。
 私の専門は、国語科教育ですが、次のような問題はどうでしょう。私が大学3年の時、この道に進むきっかけとなった恩師からの問いです。
    「文とは、主語と述語がそろったものであるといっていいか?」
 この問いについて、自分の考えがまとまった人はぜひ声をかけてください。日本語のおもしろさを一緒に語り合いましょう。
 今まで大切な知識としてノートに書き出し、頭にしまい込んでいたことに、「なぜ」の虫眼鏡をあててみませんか。様々な発見や感動が生まれてきます。それが、学問をすることの喜びです。

 教育についての学問が、長い教師生活を支えます

 みなさんが目指す教師という仕事は、人生のやりがいが実感できる仕事です。その理由は、他者の人生に寄り添うことができるからです。教師自身の人格が、子どもの成長に影響を与えるからです。ふと考えると、怖くなることがあります。自分は、本当に子どもの人生にかかわる力を身に付けているのか。その畏れが大切なのです。その謙虚さが大切なのです。
 畏れ、謙虚さをもってすべきこと、それはやはり教育について学問を積むことです。
 子どもが、「学ぶとは?」「分かるとは?」「成長するとは?」「遊ぶとは?」。大変な数の、退職するその日まで繰り返し考え、実践しなければならない課題です。こうした教育についての学問、学問の仕方が、長い教員生活を支える基盤となります。大学の4年間を、しっかりとした人生の基盤を築き上げる貴重な時間にしてほしいと思います。
 みなさんが生き生きと夢や目標をもって「人生を生きる」ことを、全力でサポートしたいと願っています。

教員インタビューの一覧にもどる

pick up!

  • 在学生の声
  • 教員一覧
  • 教員インタビュー
  • 入試・特待生情報
  • 就職支援
Copyright© Faculty of Education, Okayama University of Science All Rights Reserved.
このページのTOPへ