研究内容

大学院で修士を取得したのち、長らく中等教育（中高）に携わってきました。ただ、勤務した学校がインターナショナルスクールを併設した学校、帰国生徒の多い学校、国際バカロレア（IB）の教育課程を実施している学校といった少し変わった学校ばかりでしたので、国際バカロレア（日本語A、日本語B、Theory of Knowledge）、また、探究的な学習などを研究、実践してきました。学習指導要領も「探究」という作法を通して「主体的・対話的で深い学び」を実現しようとする方向に向かって改定されており、これは国際バカロレアの理念と親和性の高いものだと考えます。21世紀にマッチした国語教育を探究し、またそれを実践できる国語の先生の養成について研究を進めたいと思っています。

受験生へのメッセージ

国語は暗記科目ではないはずなんですよね、けれど、少なくない生徒諸君がそう思っている現実もあります…　それは、生徒諸君にそう思わせてしまう授業が中高で行われているということなので、残念なことです。けれど、国語は第一言語、つまり、一番得意な言語、考えるために使う言語を学ぶ教科なので、それを磨ける、それを使って探究する授業のできる国語の先生を目指してみませんか？　岡山理科大の教育学部では、国際バカロレアの教員資格も日本語教師の資格も並行して取得が可能です。これも21世紀の国語の先生になろうとするあなたを後押ししてくれると思います！

略歴

広島大学大学院博士課程前期修了後、関西学院千里国際中高、英数学館高、立命館宇治中高、立命館守山中高で合計34年勤務。26年勤めた千里国際では、帰国生徒・外国人生徒の教育に携わりまた国際バカロレア（IB）に触れる機会を得、英数学館・立命館宇治では実際にIBの授業を担当。共著ですが、IB関連や探究に関しての出版物がいくつかあります。2025年4月より岡山理科大学教育学部中等教育学科 教授。修士（教育学）

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