准教授
1903年にイングランドに設立された労働者教育協会(Workers’ Educational Association)を研究対象としています。労働者教育協会は,労働者組織と大学を繋げ,労働者階級の成人に高等教育の普及を目指した団体です。日中は厳しい労働に従事し,夜間に学ぶ労働者成人と,それを支援した労働組合や生活協同などの労働者組織に関心をもっています。教育を受けること,学習をすることは,楽しいけれどつらいこともありますね。疲れきっていてもかれらはなぜ熱心に学んだのか,教育を支援することは労働者組織にどのような意味があったのかを福祉社会の進展のなかで考えています。
「大学生になったら,…しよう!」と考えていませんか。その「今」の願いを入学後に実現して欲しいと思います。そのなかに,「大学生になったら,自分で学ぶ」が入ると嬉しいです。学習,探究の“きっかけ”はたくさんあります。それを自分でつかんで学ぶ大学生をめざしてください。
瀬戸内短期大学講師,比治山大学短期大学部講師,平成29年から倉敷市立短期大学准教授を経て,令和2年4月より岡山理科大学教育学部初等教育学科准教授。
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